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外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~/山口 周【読書メモ】

公開日: : 最終更新日:2016/12/28 読書メモ , ,

外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~/山口 周【読書メモ】

論理思考やフレームワークを学んでも、仕事がうまくいかないのはなぜ?劇的に成果が上がる、本当に使える「知的生産の技術」=「行動の技術」。

 

コンサルティングの具体的なやり方を学んだことがなく(今までは先輩や上司の見よう見まねでした)、「何か良い本ないかなー」と探しているときに出会った本。

最初は価格が安いKindle版を買ったのですが、思った以上に良い本だったので気軽に読み直したいなと思い、書籍版も購入しました。

 

著者は広告代理店や外資系のコンサルティングファームを経て、これまで2000人ほどのビジネスパーソンに対して「知的生産の技術」を指導してきた人物。

 

「知的生産」とは下記のサイトによると、

・頭を働かせて行う行為
・あたらしいことがら(情報)をあつかう
・他の人に理解できる形でアウトプットを行う

これが「知的生産」という行為の定義です。人間の脳を使って、情報を加工し、それを他者に向けて提出する。こういった行為が「知的生産」です。

参考:「知的生産の技術」とは何か? | シゴタノ!

と定義されています。

 

この本では、著者が「思考の技術」だけを高めても知的生産性は向上しない。それよりも情報の集め方や処理の仕方といった「行動の技術=心得」によって大きく左右されると説き、

その「知的生産を行う上での心得」が99個にまとめられています。

一見難しそうな印象を受けますが、簡単な文章を使っているので内容はとても読みやすいです。

常に手元に置いておきたい一冊。

 

現役コンサルタントや社内外で提案をする立場にある人にオススメです。

 

外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~

  • 知的生産においては「顧客がすでに持っている知識との差別化」が一番大きな問題になります。
  • 知的生産の初期段階では、生み出そうとしている知的成果物を届ける相手=顧客を明確化した上で、その人が何に付加価値を感じてくれるかをはっきりさせることが非常に重要だということです。
  • 知的生産における成功・失敗は、あくまでも「顧客の期待値と実際の成果物とのギャップ」によって決まります。
  • 「よい質問=よいインプット」と知る
  • 知的生産というのは結局のところ「行動の集積」にすぎません。
  • 皆さんが解こうとしている目の前の問題について、答えはこの世に存在しません。それを解けるのはその問題に直面している自分自身なのだという覚悟を、特に知的生産に関わる人であれば持っていてほしいと思います。
  • ある分野について勉強するのであれば、まずはマックスで五冊という目安を持っておけばいいでしょう。
  • 知的生産に従事する立場にある人であれば、「常に行動を提案する」という意識を持っておいてほしいと思います。「行動を提案する」というのはつまり「ではどうするべきか?」という問いに対して解答を出す、ということです。
  • 特にビジネスにおける知的生産は「行動の提案」まで踏み込むことで初めて価値を生み出す、ということを意識しておきましょう。
  • 一時間考えても答えが出ないというとき、それは思考力や思考量に問題があるのではなく、ほぼ間違いなく「問いの立て方」か「情報の集め方」に問題があると思っていいでしょう。
  • 大事なのは「情報から示唆を、示唆から行動を生み出す」という知的生産のプロセスが壁に当たって前に進まなくなった、と感じられたら、それはすでに「悩んでいる」可能性が高いと思ってよいでしょう。
  • 思考の総量は「考える時間」の量よりも「考える回数」の量によって決まる、というのが筆者の意見です。
  • 思考を深めようと思ったら、まずとにかく紙に書き出してみる、自分のアタマの中の情報や思考を、アタマの外に出して相対化してみるということが重要です。
  • アンラーンを繰り返す
  • 用語を関係者間で厳密に定義しておくというのはプロセッシングのクオリティを保つための必須事項だと覚えておいてください。
  • 究極的にいえば、想像力を働かせるというのは、対象を「自分ごと化」してみるということです。
  • 「分からない」という勇気を持つ
  • ビジネスにおける知的生産は最終的に「望ましい行動を起こさせること」を目的にしています。
  • 行動を起こさせるためにはメッセージが明快に伝わる必要があり、メッセージを明快にするためには余計な情報をできる限りそぎ落とす必要があります。だから情報は「Less is more=少ないほどいい」のです。
  • アウトプットがWhat、Why、Howの三つの要素を備えているかを意識してみましょう。ここでは、Whatは「やるべきこと」、Whyは「その理由」、Howは「具体的なやり方」を意味しています。この中のどれが欠けたとしても、知的生産物は不完全なものになってしまいます。
  • 「検討する/推進する/強化する/実践する/注力する/連携する」 こういった抽象行動用語を使ってしまうと、関係者間で「具体的に明日から何をやるのか」がイメージできなくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
  • 説得よりも納得を、納得よりも共感を追及する
  • いい知的アウトプットが出ないというのは、間違いなく「量あるいは質の面で、正しいインプットができていない」からです。
  • どれだけ長期的に、質の高い知的生産を継続して行えるかは、自分という知的生産のシステムの中にどれだけ容量の大きい知的ストックを抱えられるかにかかっています。
  • 大事なのは、一冊の本が与えてくれた疑問やテーマを軸にして読書を展開していくことで、一冊一冊の本を数珠のようにつなげていくことです。
  • 「将来きっと役に立つだろう」というような打算的な理由でインプットすべきコンテンツを選別する必要はないということです。
  • まずは、日常生活の中で感じる素朴な疑問をメモしてみましょう。
  • いくら皆さんが優れた知的生産システムを持っていたとしても、ゴミのようなインプットを繰り返していれば、いつまで経ってもゴミのようなアウトプットしか生み出せないでしょう。

 

一番刺さった文章

知的生産においては「顧客がすでに持っている知識との差別化」が一番大きな問題になります。

 

相手の期待値を超えるようにアウトプットする

これがとても重要。なぜなら、期待値を超えないと相手に価値を感じてもらえなくなるからです。

 

相手がすでに知っている情報を提供しても「んなもん、とっくに知ってるよ」で終わってしまいます。

そうならないためにも、事前に仮説を立ててヒアリングし、「ここまでは知ってそうだな」「だったら、この情報を提供すると喜ばれるだろうな」と考えることが大事です。

 

こうして常に「相手の期待値=すでに持っている知識以上のものは何か?」「それを提供するにはどうすればよいか?」と問いかけて実行していくことで、相手に価値を感じてもらえるようになってきます。

 

これは仕事だけの話ではなく、誰かを相手にする以上とても大切なんだなーと感じました。

 

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