どんな人にもピン!とくる教え方のコツ/佐々木 恵【読書メモ】
本書では、伝わる説明が簡単にできる「5つの質問」と、相手に合わせた教え方ができる「タイプ別教え方」を軸に、教えるコツを多数ご紹介。
誰でもできる簡単なコツ満載です。
学習障がいや不登校など、どんな生徒でも成績を伸ばし、第一志望合格を導いてきた学習アドバイザーの人を伸ばす秘密のコツも多数収録。
あなたの教え方がレベルアップする一冊です。引用:Amazon「商品の説明」より
ど~も、資格の試験が終わって開放感に満ちあふれている32歳独身サラリーマンのひらっちです。
あとは、合格発表を待つばかり。いけるかな?
さて、今日は「どんな人にもピン!とくる教え方のコツ」というビジネス書を紹介したいと思います。
自分の強みの一つである「人に物事を分かりやすく教える」をさらに強化したくて読んだ本です。
『人に分かりやすく物事を教えられるようになりたい!』という1人でも部下を持つあなたにオススメの一冊です。
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「どんな人にもピン!とくる教え方のコツ」を読んで、また読み直したいと思った文章
- 教えることは、プレゼントと同じ!
- あなたにとって、慣れていること、意識しなくてもできることこそ、キッチリと準備して教えるべきです。
- [質問]その1 それは何か?
- まずは「その仕事が何なのか」を伝え、全体像を把握させます。教える仕事が全体のうちのどの部分であり、どう役に立つ仕事なのかを理解させます。
- [質問]その2 なぜそれをするのか?
- この質問2では、2つのことを考えておく必要があります。「なぜその仕事が必要なのか」。そして、もう1つが重要。「なぜ、その人に頼むのか」です。
- [質問]その3 どうやってするのか?
- 箇条書きにして、手順がわかるように整理しておきましょう。できれば、3ステップにまとめるのがコツです。ステップが多すぎるとうんざりして、やる気をなくしてしまいます。
- [質問]その4 たとえると?
- [質問]その5 今すぐできることは?
- やる気をあげるのに、難しいことはありません。しっかり「見てあげる」ことが大切なのです。
- 指導者であるあなたが理解しておくべきことが、もう1つあります。教わる人は不安を抱えているということです。新しいスキルを得るとき、自分にできるだろうかと、少なからず考えるでしょう。特に、失敗することを極度に恐れる人もいます。新卒者だと、怒られたことすらない人も存在します。
- そして、ここが大切なところです。あなたがやっているところを見せて、一緒にやってみて、できそうだと判断したら、先生であるあなたは、いったんその場から離れましょう。補助輪を外すのです。
- 一通り説明を終えて、「わかった?」と問いかけたら、教わる側は「わかりました!」と答えるでしょう。残念ながら、この「わかりました!」を信じてはいけません。教わる側は全体像を見ていないので、「わからないこと」が何なのか「わかっていない」うちに、とりあえず「わかりました!」と言ってしまうからです。
- 教えるときの基本技
●話は短く
●細分化する- 教えるスキルを細分化します。多くの人が教える際に失敗するのは、一度で全てを教えようとしすぎていること。
- こまめにフィードバック
- フィードバックの目的は、部下に正しい方向性を伝えることです。「ここまではできていて、ここは違う」と示してあげることが重要です。
- 最初は〝絶対にできる仕事〟を
- 能力が足りない、経験が足りない、自信が足りないと思う部下に仕事を教えるコツ。絶対にできる業務と、絶対に達成できる目標をセットにして与えることです。
- そして、目を閉じてもできるくらいのレベルになってきたら、勘や経験が必要な仕事をふるのです。何のためにそれをするのかというと、部下の中に成功体験を蓄積させるため。
- 仕事を思考系と作業系に分ける
- ちょうどいい方法が2つあります。それは「業務の改善点を話させる」こと。もう1つの方法は、それまでやってきた作業系の仕事のテンプレートやマニュアルを作らせることです。
- 任せると丸投げの違い。私の定義はこうです。相手ができそうにないことをさせるのは〝丸投げ〟、相手ができそうなことを頼むのが〝任せる〟と。
- 自分から考えない原因は、多くの場合〝与えすぎ〟にあります。もちろん、情報を与えることはとても重要なことです。しかし、一歩進んで、もっと主体的になってもらうためには、相手に考えるきっかけと余地を与えることも大切です。
- ほめる、叱るよりも先に「フィードバック」することを重視してください。「ここまではOK、ここは惜しいからもう1回やってみて」と言うことです。
- 最初はティーチング。慣れてきたらコーチングを。
- 上手なほめ方
- おすすめな方法が3つあります。1つは、紙に書くこと。
- 2つ目は、「○○さんがほめていたよ」と、人づてにほめることです。客観的な意見なので、ウソも企みも感じられないので素直に喜べます。
- 3つ目は、部下の成果を喜ぶこと。たとえば、部下が出した成果を見ながらニヤニヤしてみたり、成果物をスマホで撮影させてもらう。想像するとなかなか気持ち悪いですが、相手は喜びます。
- 「困ったことがあったら聞く」環境を作るためには、ぜひ教える側のあなたが、教わる側の人に近づいてください。特に有効なのは、失敗談を語ること。教わる側にとって、教える人は雲の上のような存在。その人の失敗談を聞くことで、親近感がわき、相談がしやすくなります。
- 相談しやすい空気を作る方法
- 不安:責められたくない、叱られたくない、怒られたくないと言う気持ちがあります。このタイプには、「怒らないから話してね」と普段から言いましょう。
- プライド:「仕事のできる人ほど人を頼るし、人に相談する」ことを繰り返し教えましょう。
- ハードルが高い:相談してもらうためには、心理的な距離が近いことが重要です。距離を縮めるために、仕事を教える際に自身の苦労体験や失敗体験を話してみてはどうでしょうか。
- どんな人でもついてくるコツは「10分黙って話を聞く」こと
- 山本五十六「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
他は忘れてもいいから覚えておきたい「選ばれし文章」
山本五十六「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
好きな言葉です。
空で暗記していて、人に物を教えるときに思い出したりしてます。
新しい人は会社にとって宝のような存在なのでしっかり育てていきます。
以上、「どんな人にもピン!とくる教え方のコツ」の紹介でした。
ではでは~
追伸:「人に教える」に関する他のおすすめ本は下記よりどうぞ!
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